一時帰国

古民家暮らし

昨年、デルタ株が落ち着き始め、しかしまだオミクロン株が確認されていない頃に日本へ一時帰国しました。

日本へ帰ってから実家へ移動するまでの2週間弱、昨年買った古民家で自主隔離していました。

政府のアプリからは毎日約4回、現在地確認、健康確認、カメラ撮影付きの現在地確認、そしてダメ押しの現在地確認というように携帯で確認連絡がありました。

連絡を取り逃したらどうしようという微々たる緊張を常に持ちつつ、日々、庭の枯れ葉を集め、雑草を抜き、私道の枯れ葉を除け、家の裏に積もっている湿気た枯れ葉を除け地面を乾かし。。。etc.

四六時中、首に携帯をブラブラとぶら下げながら、田舎の暮らしは、80-90%は自然との闘いだということを実感したのでした。

ただ、私、こういうの嫌いではないのです。

土や虫が嫌いな人にはこういう暮らしは向かないだろうなと思いながら、もくもくと無心に長い鎌で草を刈る。

うっかり掘り上げてしまった土の中からは冬眠中のカエルが出てきたりなんかして。

真っ二つにしないでよかった!と胸を撫でおろしながら更に鎌を振り下ろす私。

と、ふと鎌の先に実生苗のもみじを見つけたり。

そこに自然の偉大さを感じたりする。

家の中にも虫はいました、カマドウマ。(虫が嫌いな人は決してググらないでください。)

初日は、多少ひるんだものの、数日経てばハワイでのっしのっしと歩いている皆の嫌われ者よりはまだマシかという境地に達しました。

早朝は寒さのせいか仮死状態で畳の上に転がっているカマちゃんを塵取りと箒で拾い、外へポイっと捨てるを繰り返す毎日。

慣れって怖いと思いながら、日々たくましくなっていく?自分を実感したのでした。

たかだか2週間程度で田舎暮らしが分かるもんかいっと言われればそれまでですが、まあ何とかやっていけるだろうと思えただけでも実りのある隔離期間でした。

家のお掃除もできたしね。

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