ハワイで個人事業主登録

手続き編

ハワイ州のDCCAに個人事業主登録をしました。

登録にあたり個人事業主(Sole Proprietor)にすべきか、またはLLC(Limited Liability Company:同一ではないが、日本のいわゆる合同会社)にするべきか迷いました。

LLCでビジネス登録するには、定款やオペレーティングアグリーメントなど準備すべきことが多かったのでまずは個人事業主として登録することにしました。小さくはじめ、タックスリターンも煩雑にならない個人事業主がハードルの低いスタートかもしれません。

ただし、たとえ収益がゼロだったとしても今後タックスリターン等、個人事業主としての責任はきちんと果たしていくことにはなります。失うものは、多少のお金と時間でしょうか。

個人事業主はビジネスにおいて無限責任になるため、個人事業主ではなく最初からLLCでスタートする人も多いです。

今回は私がDCCAで個人事業主登録を行った手続きをStep by Stepでご紹介させていただきます。(登録状況は各々異なりますので、入力する回答等はご自身のビジネスにあったものを入力し、手続きを進めてください。)

DCCAへの登録

Trade Name(屋号)を決めよう。

個人事業主としてDCCAのサイトに登録申請するにあたり、最初にトレードネームを決めておきましょう。すでに他の方が使用しているトレードネームは使えませんので、DCCAのサイトでトレードネームの使用の有無を確認しましょう。

個人名(自分の名前)のみでビジネス登録を済ませてしまう人もいますが、今後のビジネスの広がりに期待してトレードネームは決めておいた方が良いと思います。また個人名を露出したくない場合にはトレードネームの登録をお勧めします。

アカウント登録

私はすでにアカウントを持っていましたので新規作成する必要がありませんでしたが、まずはeHawaii.govでアカウントを作成することになります。個人事業主登録のステップに沿っていけば、アカウントが作れると思います。(先にアカウントだけ作成しても大丈夫だと思います。)

個人事業主の登録申請を始めよう。

まずはDCCAのホームページから、新規登録するビジネスネームを入力し、Searchをクリックします。ビジネスネームが利用可能な場合、新しいビジネスを開始したいか聞かれるので、Yes, I’ll start a businessをクリックして、下記のステップに進みます。

Step 1 Business Name & Description

Business Name

屋号を入力する。

Nature of Business

業種を記入しましょう。

(個人事業主ですのでそこまで神経質になることはないと思います。)

Number of Establishments

オプショナルですので私は入力しませんでした。

Principal office address

連絡が取れる居住住所(私の場合は日本)を入力しました。

Hawaii address

見出しがHawaii addressとなっているのでここはハワイの住所しか入力できません。私は友人住所を借りましたが、ハワイ住所を持っていない方は住所を貸すサービスをしているエージェントの住所を利用するのが良いでしょう。

Date business began or will begin in Hawaii

ビジネス開始日

Federal Employer Identification Number

連邦雇用主番号:納税の際に必要となる企業用ID。私はSSNを使用したためFEINは取得せず空欄にしました。

Business Activity

事業活動:記入する際はNature of Business(業種)よりももう少し細かく説明しましょう。(オプショナル)

NAICS Code

業種を分類するためのコードです。ここでは特に入力する必要はありません。

(但し、銀行口座を開設する場合には必要なコードです。コード番号は銀行員が調べますので業種を答えられるようにしましょう。)

**ここからは登録するビジネスに関する連絡先を入力します。不備があった時などにDCCAがコンタクト可能な情報を入力しましょう。

Business Phone

連絡可能なビジネス用の電話番号を入力しましょう。

Residential Phone

オプショナルです。

Fax

オプショナルです。

Email address

ビジネス用のEmail address

Step 2: Business owner

個人事業主に関する詳細を入力していきます。

Owner name, Identification

名前とソーシャルセキュリティ番号を入力します。

Residential address

居住住所を入力します。

Contact phone

連絡先電話番号

Step 3:Employee Info

従業員情報の入力です。オプショナル以外はすべて入力します。

今後90日以内に従業員を雇用する予定ですか、もしくは現在従業員を雇用していますか?

Yes or No

Step 4: Tax Info

タックスに関する情報を入力していきます。

Transient Accommodations Business Activity

現在、短期型宿泊ホテルを運営していますか?

Yes or No

Rental Motor Vehicles Business Activity

現在、レンタカーの運営やツアーカーの運行をしていますか?

Yes or No

Other

ビジネスにおいて、特別に税務申告や許認可が必要な場合はDOTAXで別登録が必要です。

(酒税、タバコ税、燃料税など。DCCAのサイトは随時更新されていきます。最新の情報で該当項目がないか登録時に確認してください。)

Disability Tax Exemption

障害者控除を受ける資格がありますか?

Yes or No

Step 5: Trade name Info

トレードネーム(屋号)を事業者登録するか選択することができます。

Current Tax Business Name

一番最初に入力したBusiness Nameがここに表示されます。

トレードネームが割り当てられたか、そして登録するかをYes か Noで選択。

Step 6: Accounting Information

会計情報の入力

Accounting period

個人事業主の決算期は、Calendarのみが選択できます。

Accounting method

会計方法は、現金主義か発生主義のどちらかを選択。

GE tax filing period

年間のGEタックス支払い予定額から決めると良いでしょう。(私はDOTAXのFiling Frequencyの項を参考にし、とりあえずSemi-Annuallyを選択しました。)

Step 7: Signatures

DOTAXとDCCAに対する同意書です。

□ I agree ~にチェックをして一番下のプルダウンより自分の名前を選びサインをしてContinueで進みます。

契約に対する承認サインはいかなる場合も自己責任です。私のサイトを参考に手続きを進めたとしても、内容は必ず自分で確認し、理解しましょう。翻訳のお勧めツールはDeeplです。

(**スクリーンショット情報は2022年10月16日時点でのものです。)

Step 8: Review and Checkout

今まで入力した情報の確認画面です。

変更が必要な場合は、Editで変更をします。

入力情報に問題がなければ、□ I hereby ~にチェックを入れます。

Forms and Fees

BB1 Filling with Department of Tax: これはGET lisenceに対する1回限りのFeeです。GET番号はDCCAの書類とは別に後日DOTAXから郵送されてきます。

Other Fees

その他はDCCAに対するFeeですが、Step 8でExpedite DCCA review を選んだ方は、追加料金が課されます。

この画面で登録完了です。

お疲れさまでした。

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