Shangri La (シャングリ・ラ)

SHANGRI LA 1ハワイライフ

Shangri Laは、アメリカのタバコ王であり水力発電王であるジェームス・ブキャナン・デュークの一人娘、ドリス・デューク(1912–1993)の別邸の一つです。1935年から1937年にかけて建設されました。現在は、Doris Duke Foundation for Islamic Art (DDFIA)が所有し、イスラム文化・芸術そしてデザインのミュージアムとして運営されています。 

1935年、ドリスはジェームズ・”ジミー”・H・R・クロムウェルとニューヨークで結婚しますが、新婚旅行の最終地として訪れたハワイに魅了され、ダイヤモンドヘッドの麓に別邸を建てます。それがShangri Laです。設計者はMarion Sims Wyeth (1889-1982)ですが、新婚旅行中に訪れた中東やアジアから多大な影響を受けたドリスは、この時蒐集したイスラム芸術のコレクションが建築に反映されるよう彼女自身も積極的に設計に取り組みました。 

以前は写真不可だったShangri Laも現在は写真撮影OKになっています。

ハワイの自然とイスラム美術が融合された建物は、一見の価値があります。

Shangri LaのセルフツアーはHonolulu Museum of Art (HoMA)を通して予約をすることができます。

Shangri La Tour (75分間)

開催曜日:木、金、土曜日

スタート時間:9:00、11:00、13:00、15:00

※同日のHonolulu Museum of Art (HoMA)入場券が含まれます。ツアーガイドのいないセルフツアーとなりますが、館内にいるキュレーターの方に質問をすると丁寧に展示物の背景などを説明していただけます。

Shangri La

ドリス・デュークが60年に渡ってスペイン、モロッコ、エジプト、シリア、イラン、中央アジア、インド、東南アジアから蒐集した約4,500点の美術品や文化財は特筆すべきものであり、全米唯一のイスラム・アートのミュージアムです。

友人のリサさんに帰国前に絶対に訪れるべき場所と言われ、8月12日に彼女と一緒にこのミュージアムを訪れました。ハワイに住んで十数年、何故もっと早く来なかったのだろうと非常に後悔しましたが、一方、訪れることなしに帰国してしまわなくてよかったとほっと胸を撫でおろしたのでした。

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