最近のハワイは風が強く吹いています。
朝晩になると雨がざっと降ったりやんだり。そしてそんな季節になると、やっとハワイに冬が来るのかと私は胸を撫でおろします。
ハワイは常夏といえど一応冬らしきものはあり、ちょうど日本の秋に似た季節と言えないこともない。少し肌寒く、朝晩、頻繁に雨が降るようになり、昼にはスコールのようなにわか雨も降ったりします。
この季節になると、ダイヤモンドヘッドには緑が茂り始め、その遠景は夏に地面をむき出しにした茶色のダイヤモンドヘッドとは大きく異なります。
ハワイのローカルたちはその草木の茂るダイヤモンドヘッドを見て、ハワイの季節の変わり目を感じる?
かどうかは知りませんが、少なくとも私は「ハワイに冬がやってきた!」と感じるのです。
今日も朝は雨でした。昼も風が強かった。
ノースショアではサーファー達がより強い風を追い求めていることでしょう。
一方、私はいつも大きく開けている窓を閉めがちに、部屋で暖かいミルクティーなんぞを淹れてこの季節の変わり目を一日部屋で楽しんだのでした。
ハワイも10年住んでいると、ことさら日本の四季が恋しく、夏服ばかりのファッションに嫌気がさし冬服を着たいと思い、炬燵なんぞに入ってミカンを食べたいと思う。
ないものねだりだとは思いますが、これが望郷の念とでもいうものなのでしょうか。
(未だ一度も行ったことはないものの)日本に家を買ってからは、その思いはますます強くなっています。
ただ、リタイヤするにはまだ微妙な年齢だし貯金も足りない。よって、不安になったりならなかったり。
ネットでリタイヤ前に完全帰国をした人、リタイヤ後に帰国をした人の意見など読みながら、「ふむふむ。」と自分の状況をシュミレーションしたりしています。
リタイヤ前の人は仕事を考えなければいけないけれど体に自由がきく時間はまだまだ残っている。一方、リタイヤ後の人は仕事はもう考えなくてもよいが、リタイヤ前の人ほど体力に余力を残しているわけではない。また、近親者が少なくなってしまっているなど。(まあ、一概には言えませんけれども。)
とりあえず、納得。
どちらもどちらであるけれど、結局は自分がどちらを優先するか、また、したいかに尽きるんでしょう。
まあなるようになるさ!
夜中にブログの続きを書き始める前に、安住紳一郎さんの日曜天国の、『名もなきリスナー』が実はすごい画家だった!という回を聞きました。(現在はポッドキャストでは聞けないので、Youtubeでご紹介いただいていた分です。)
実に面白かった。ラジオは久しぶりでしたが実に楽しめました。(お時間のある方は是非どうぞ。)
日本の冬に想いを馳せながら、安住さんのラジオを聞きながら、そしてハワイの夜は更けていったのでした。