日本ではまだワクチンを接種したくても順番が回ってこない方が多くいると聞いています。
ハワイでは一定数がワクチンを受けてからは、その後の接種パーセンテージが伸び悩んでいます。
それは様々な理由によりますが、既往症があって打てないというやむを得ない理由や、妊娠しているので打つ選択はしないとか、接種はしないという信条の元での判断とか。私の友人の同僚は、ワクチンの中には小さなカプセルが入っていてそれが体に入ると今後の行動が監視されるようになるという陰謀説を強く信じている人がいるとかいないとか。
いずれにせよ、私自身はワクチン接種は個人の自由であると考えますが、ワクチン接種後のコロナにかかる率の低さ、他人に感染させる確率の低さという点では、数字がその事実を如実に表しています。
ハワイ州政府はワクチン接種率が伸び悩んでいる中で、そのままコロナが収束していくのを期待していたようです。しかしながら、デルタ株の出現でその期待は見事に裏切られてしまいました。
ハワイでは、ワクチン接種者には抽選で賞品が当たるという#HIGotVaccinatedというキャンペーンを行っています。
なんとかワクチン接種率を上げようというハワイ独自の苦肉の策かと思いきや、意外にも本土の多くの州で似たようなキャンペーンがあるので驚きました。
これは一度登録すると、抽選の都度、そのロッタリーに参加することができ当選の可能性があります。
私も既に登録済みですが、残念ながら今だ当選の連絡はありません。(賞品は色々と用意されていますが、私はAmerican Savings Bankの$5,000が当たらないかなぁと。)
ハワイ州も頑張っていますが、各企業もワクチン接種を推奨しています。
私の会社も現在ワクチン未接種で今後ワクチンを受けた人には500ドル(?)を渡すとか。ちなみに現在従業員の接種率はほぼ100%に近いと聞いています。
ワクチン接種を全社員に義務化した会社もあるようですが、私の勤務する会社ではまだワクチン義務化するという決断には至っていません。しかし、ワクチン接種を選ばない人は毎週PCR検査の結果を人事に提出することが義務化づけられています。
9月13日以降は、CDC発行のワクチン接種カードもしくは48時間以内に取得した陰性証明を提示しないとレストラン等に入れないことは皆さん既にご存じのことと思いますが、今まで延長に延長を重ねていた失業保険が終了したタイミングと重なりますから、ハワイ経済にとっては大きな打撃です。
現状はまだまだ厳しいものの、空を見上げればいつもの高く青いハワイの空があります。今年の夏はトレードウィンドがよく吹いて暑いけれど気持ちの良い気候でした。
「あの頃は大変だったね。」といえる日が早く来るよう、コロナが収束するその日まであとひと頑張り!と思いたいものです。