帰国前、今まで使っていたハワイの携帯番号をどうするかが一つの問題でした。そのまま維持すべきか解約すべきか。解約するにしてもいつ解約すべきか。
結局、しばらくの間は携帯番号を維持するという結論に至りましたが、維持するにあたりいくつかの選択肢がありました。
維持するには?
アメリカのキャリアと契約継続
まず第一の選択として、今まで利用していたキャリアと契約を継続し、携帯番号を維持するという選択肢がありました。しかしこれは経費が掛かりすぎるという理由で即座に却下。日本帰国後、日常で必要のない番号を敢えて維持するわけですから維持費が高くては本末転倒。私にとって、一番の問題は費用をいかに抑えるかでした。
Google Voice
次にGoogle Voiceです。当初リサーチをしている間は、Google Voiceがベストな選択と思われました。しかしハワイの市外局番を持つ携帯番号は移行(Port)できないということが分かり、残念ながら選択肢から外しました。
(※Google Voiceでハワイの携帯番号を移行することはできませんでしたが、補助的に新しいバーチャル番号を取得してきましたので、機会がありましたらブログでご紹介いたします。)
その他(Tossable Digits)の仮想番号会社で契約
結果、私はTossable Digitsという会社のサービスを利用することにしました。
まずはお試しということでPay-as-you-Goのプラン($3.49/Month)で契約しています。プラン名どおり、使っただけ支払うという感じでしょうか?
機能面で外せない条件は、以下の2点でした。
- SMSが受信できること
- かかってきた電話が受信できる、もしくはVoice Mailに記録が残せること
SMSが受信できる
これが第一の条件でした。
現在、アメリカでは本人確認のための認証コード(Verification Code)をショートメール(もしくは固定電話への音声)で送信してくるケースがとても多いです。(認証コードをEmailで受信できるケースもありますが、大体はSMSでの受信です。)
アメリカの携帯番号でSMSが受信できない環境下では、今までスムーズにログインしていた手順が(まずはカスタマーセンターに連絡を取るなど)非常に煩雑になることは疑う余地がありませんでした。
この点でTossable DigitsはSMSが基本サービスに含まれているため安心でした。
かかってきた電話を受信できる、もしくはVoice Mailに記録が残せる
電話が受信できる、これも必須条件でした。
ハワイで長い間使用していた携帯番号でしたので、自分が思っている以上に各所、各機関との連絡先としてハワイの携帯番号を登録していました。帰国時に登録電話番号の変更漏れがあった場合には大ごとです。
(特に現在、再入国許可証が未受領な状況ですので登録電話番号が連絡可能な状態であることはとても大切なことでした。)
この点では、Tossable Digitsは転送サービス(Forward)がありますので転送先の電話番号に日本の電話番号を設定しておけばアメリカからの電話を受信することができます。但し、転送した場合は、$0.07 per minuteが別料金としてチャージされます。それを避けたい場合は転送することはせず、Voice Mailの機能のみをオンにしておくのが良いでしょう。Voice Mailは基本サービスに含まれています。
私はTossable Digitsへの移行手続きを日本帰国後に始めました。注意点は移行完了までは携帯番号をキャンセルしない、必要な情報は確認しておくということです。
Tossable Digitsに移行した携帯番号は、ハワイに戻って同じ携帯番号を利用したいとき、バーチャル番号から実際の携帯番号へ再度移行(Port)し直すことができます。
その他にもTossable Digitsはロボコール・ブロッキングなど自動音声でかかってくる迷惑メールをブロックする等、様々なサービスがありますので、ご自身に必要な機能が提供されているか確認してみて下さい。
携帯番号を維持すべき?と迷っている方がいましたら、私はとりあえず安価な方法で維持することをお勧めします。キャンセルはいつでもできますから。
Tossable Digitsはハワイの携帯番号を移行できる会社のうち、私が調べた中では比較的安価で、また評判の良い会社だと思います。ただバーチャル番号を扱う米国企業は他にも数多くありますのでご自身の希望に合う会社を是非見つけてみてください。